形の基礎特性

形の基礎特性

形に関しては様々な言葉がある。例えば外形は表面の形である。多くの者に共通する外形の特徴は型と呼ばれる。外形と状態を合わせたものが形状である。さらに形がその機能や役割との関係において考えられる時形態になる。

ページレイアウトや各種のマーク、図やチャートなどの表現にも形の基礎特性は様々に利用されている。

●図と地

形は視野の全体の中から特定の部分に注意が向けられ、注意が向けられた部分がその他の部分から区別された時に現れる。この時、ちゅいを向けている部分をず、その背景を地と呼ぶ。図と地は相対的な関係であり、固定したものであはない。図と地が容易に入れ替わるものを図と地の反転図形と呼ぶ。

まとまりの要因

図がいくつかの部分からなる時、つまり、いくつかの部分がまとまって図になる時にはまとまって図になりやすい要因がある。傾きが同じである四角形同士がまとまって見えやすい。これを類同と呼ぶ。8つの閉じた四角形に見えるように2つずつがまとまりやすい。これを閉合と呼ぶ。近接する四角形がまとまった3つの塊として見える。これを近接と呼ぶ。円、三角形、波線の重なりとして見え、形状は見えにくい。このようにそれぞれの線が連続して見えることを良い連続と呼ぶ。