ランダムサーファーモデル

ランダムサーファーモデル

ぶら下がりリンクページというのは、申し込みフォームが単独で制作されているように発リンクがないウェブページのことです。ハイパーリンク行列の中に、行の和が「0」になる行が存在すると、ページランクを算出づることはできません。行の和も「1」としなければならないからです。

発リンクがないぶら下がりページの解決には、ランダムサーファーモデルという概念を用います。ランダムサーファーモデルというのは「ユーザーは、リンクに従って行動した結果、どこにも行き場のないページに辿り着いたとき、リンク構造の範囲内でこどかのページに遷移する」という概念となります。AページまたはBページから、Cページにたどり着いた場合を考えます。ここで、ユーザーは行き場を失ってしまいます。

ここでユーザーが選択できる移動先としては、A,B,Cページの3ページとなります。これは、ベクトルの数が分母となります。また、A,B,Cページに遷移する確率は、すべて同一の1/3と考えます。

なお、仮にベクトルの総数が100だった場合は、1/100となります。ということで、発リンクがないぶら下がりのページの問題を解決するために、ハイパーリンク行列の中にランダムサーファーモデルを導入してみます。ランサムサーファーモデルがない場合は、C行には発リンクがないので、0が並びます。ゼロ行です。ランダムサーファーモデルを導入すると、C行にはそれぞれ1/3を代入することができます。

この結果、ベクトルとハイパーリンク行列の計算を繰り返すことができます。ページランクを算出することができるということです。ぶら下がりページ問題は、ランダムサーファーモデルで解消することができました。

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